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カラヴァッジョの墓参り

マレンマ地方はMonte Argentarioに寄らないと。って事で、前回同様魚を食べに。

でもまず、ポルト エルコレでしたいことがあったんですよ。

前回知らずに帰っちゃって、今回はぜひカラヴァッジョのお墓へ行きたくて。詳細は過去記事を。

イタリア画家巨匠のひとりカラヴァッジョが波乱に満ちた生涯を閉じた土地。ナポリからロ-マに船で向かう途中、Palo Lazialeに漂着。なんとそこからPorto Ercoleまで約115km、海岸線を歩いたそうです。そして、熱病に侵されこの小さな街で亡くなったのかと思うと感慨深いものがあります。

↓この地図は彼の人生の足跡をたどったもの(wkipediaから拝借)。こう見ると、いかに波乱万丈だったのかがうかがい知れます。
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亡くなった後は、 海岸沿いで波風の強いSan Sebastiano共同墓地に埋葬されていたようです。
お墓があるのは、そのSan Sebastiano墓地が昔あった場所。いまはひっそりとした住宅街になっています。

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祭壇はローズマリーに囲まれて。
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その上には彼の代表作『静物画』をモチーフにしたオブジェ。
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こちら本人の作品『静物画』。オリジナルはミラノのPinacoteca Ambrosiana美術館にあります。
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Porto Ercole のたたずまい。風光明媚なヨットハーバーがある漁街です。
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彼が船に一緒に載せていた3つの遺作は、ローマのシピオーネボルゲーゼ枢機卿に恩赦を請うために届ける為だったとか。そのうちの1点は現在ボルゲーゼ美術館所蔵の
San Giovanni Battista Borghese』。↓
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もう1点は『San Giovanni Battista disteso』現在ドイツ、ミュンヘンの個人コレクター所蔵。↓

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そして最後の1点が長い間所在不明になってたのですが、近年イタリアのカラヴァッジョ研究第一人者、Mina Gorgorio 氏によって、個人のコレクター所蔵のものをオリジナルだと断定された『法悦のマグダラのマリア』『maddalena in estasi』 ↓。
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なんと全く知らなかったんですが、この『maddalena in estasi』今日本の国立西洋美術館で世界に先駆けて公開中なんですね〜。ビックリしました。

苦悩を抱えながら、ひとつひとつ作品に着手し、どんな思いを込めて描いたのか。
異端な生き方、光と影、まさにそのものが絵にも表現されてると思います。後に多くの、レンブラント、フェルメール、ルーベンス、ゴヤ、ベラスケスといった多くの有名画家を魅了し、影響を与えたキアロ スクーロ技法。大胆な構図とまるで浮き上がってくるような立体感。

はじめは彼が時に見せるグロテスクな描写が好きじゃなかったけど、その生き方をオーバーラップさせた上で、それが彼の気持ちの表現なんだと納得。観る視点がガラッと変わって、彼の絵を好きになりました。

追われ続けてクタクタだったカラヴァッジョ、この小さな街ポルト エルコレで安らかにお眠り下さい。


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by Jonetsu-Italia | 2016-02-25 01:50 | まさに歴史 | Comments(0)

黄色いソーセージ

豚の収穫祭の続きです。

苦手なチッチョリの向こう側で、豚肉の直売をしてました。豚足、グアンチャーレ(頰肉)、スネ肉、尻尾、皮。。。などなど。
最終的に頰肉を購入。
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奥ではソーセージつくりに勤しんで。手前の白いのはサラミ。
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これが噂の Sarscicia gialla (黄色いソーセージ)。と言っても、黄色いのはサフラン。
人工着色料なんて使ってませんよ。(イタリア語でソーセージのことをサルシッチャといいます)
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これもイベントのひとつで無料提供の大盤振る舞い。
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お味はとても上品。肉肉した感じはなく、スパイスがほのかに効いて、サフランが良いアクセントに。
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実はこのサルシッチャ、昔からモデナに伝わる伝統的な料理で1821年を最後に姿を消したと言われ、ガストロノミージャーナリスト、
Andrea Guolo 氏によって書かれた著作 『la cucina ritrovata』をもとに蘇った料理。
また、この街Campogalliano、Restrante Laghi のシェフが作りかたを再現し特許申請したというもの。(彼のレストランでしか味わえないらしいです)。このサルシッチャを使ったラグーのタリアテッレもあるとかで、機会があればRestrante Laghi に行ってみたい感じ。
サルシッチャの原材料は、豚肉、サフラン、しょうが、シナモン、クローブ、パルミッジャーノレッジャーノ、黒コショウ、塩。
サフランをはじめ、その時代スパイスは大変高価なものだったので、プレミアムソーセージだったわけ。

こうやって失われていた料理が何かのきっかけで蘇るのって、すっごく興味深い。

日本にも『醍醐』とか昔テレビで見て、『へぇー』って思ったけど、きっとたくさんあるんでしょうね。

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『Restrante Laghi』
Via Albone, 27, 41011 Campogalliano MO
Tel.059-526988


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by Jonetsu-Italia | 2016-02-01 06:27 | 気になる食材 | Comments(0)

ポンテヴェッキオの粋な計らい

ダニの妹ナタリアに娘が生まれたので、今年のクリスマスは彼女の自宅のあるフィレンツェで家族全員集合。家でまったりランチを過ごした後は、チェントロへ繰り出し散歩するのがイタリアの習慣なんで、みんなで出掛けました。

ドォーモ前のクリスマスツリーはいつも白に赤のGiglio。
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シニョーリ広場を通って、ポンテヴェッキオへ抜けると、今年は橋に直接ライティングと凝った演出。アルノ川の水面にも光が写って幻想的。
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ダヴィンチはフィレンツェで見ると、グッときますね〜。
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モジリアニも。
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この後ミケランジェロもあったんですけどね〜、撮り損ねました。

伝統的な姿もいいですけど、こんなサプライズもイイかも♪

今年はイタリア各地で同じようなイベントが行われてます。
ちなみにジュビレオ開催日12月8日の式典で、ヴァチカンで行われた光のイベントも素敵でした。La Stampa社の 画像はコチラ。

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by Jonetsu-Italia | 2015-12-25 09:13 | 日頃のちょっとしたこと | Comments(0)

イタリアのりもの全員集合

国立レオナルドダヴィンチ科学博物館の敷地はわりと広く、屋外にも歴史的な潜水艦が置いてあったり、飛行機や船の館があって、実物大で体験できる仕組みになってます。
いきなりドーンと置いてあるのは、1921年に造船されて実際地中海を運航していたS.Giorgo号。
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その向こう側に、PRADAの文字。現代のルイヴィトンカップで使われてた、Luna rossa のカタマラン。こんなに巨大だったとは驚き。
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下の人と比べてみて下さい。
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ヘリコプターの展示のところで目にとまったのがこのパネル。そもそもメープルの種がモデルだったんですね〜。
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これがヘリコプターの原型ですから。
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1800年後半から1900年前半にかけて活躍した蒸気機関車が幾つも保存してある館も覗いてみました。鉄道ファンにはたまらないでしょうねぇ。
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ミラノのトラムの移り変わりも垣間見れます。一番初めは馬車か。。そりゃ、そうだ。
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天井のランプが素敵。
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お鮨を食べた後、特有の咽喉渇き地獄に襲われて、自動販売機を捜し歩いて、行ったりきたり。3回もドリンクを買いましたよ。キツイ炭酸飲料をがぶ飲みしたら、結構気持ちも落ち着いて、余裕を持って見学できました。

この博物館、全体を通じてなんとなくデジャビュ感覚。子供のころ読んでた『学研のひみつシリーズ』ですよ❗️❗️『発見のひみつ』とか、ほとんど全巻読んでました。外人が登場してもマンガで説明されてて子供でもすんなり入り込めて記憶に残りやすい。
また読みたくなりました。


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by Jonetsu-Italia | 2015-12-15 21:54 | まさに歴史 | Comments(0)

食後に天才ダヴィンチ三昧。

今回はゴンタを連れてなかったので、普段犬と一緒に入れないところを廻ることに。

日本食ランチした後、満腹状態で脳を刺激する為に教養を高めようと行ったのは、国立レオナルドダヴィンチ科学博物館。彼の生誕500年を記念して設立されたイタリア科学の歴史に触れるための博物館。それでもやっぱりメインはダヴィンチということで、彼の発明に触れるコーナーに。

彼の発明デッサンの図案コピーと、それを元に実際近代の科学者が作った模型とで構成された回廊を通ります。背後の大きなパネルは彼の美術作品の一部がイメージとして使われています。

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ひとつひとつゆっくり鑑賞と言いたいところだけど、なんともお腹が苦しくて、それはそれはキツかった。
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幾つも幾つも、アイデアが浮かんで次々に発明したものは現代の姿とあまり変わっていないのが本当にビックリ。
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反対側には人体の解剖図など。
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機密なデッサンはまるで写真のようです。優れた観察力とはこのこと。
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これは水中に杭を打ち込む機械。運河や回転式の橋など、水路に関する建設にも
多く関わっています。
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ヴェネツィアなどのような埋め立て地にする為に用いられていた機械ですね。
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有名なグライダー『Aliante』。今にも飛びそうな感じ。
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植物に関しても研究してます。
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個人的に印象に残ったのがこのスケッチ。学名
Ornithogalum divergens Boreau。
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実際の写真がコレですけど、割と簡単に見つかる野草で、薬学的な視点から研究していた模様。
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過去記事で登場した、イモラの地図。全てコピーでオリジナルではないんです。
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パトロンからの要望がほとんどとは言え、こんなに多岐にわたって興味を持ち、生涯研究に勤しんだダヴィンチは寝る時間なんてあったんですかね。


博物館の話、続きます。





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by Jonetsu-Italia | 2015-12-14 21:51 | まさに歴史 | Comments(0)

コロッセオの舞台装置

Wさん親子との話まだ続きます。ローマの滞在で、ひっさびさのコロッセオ見学。かれこれ15年ぶりかなぁ。

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同じ場所でも時が経つと、視点が変わるのが観光の醍醐味。

今回は上まで上がって、ゆっくり鑑賞。

近年発掘された、大理石で造られた騎馬像の一部。血管の様子など細部の描写も見事。
コロッセオのどこかのアーチに飾られていたはずだとか。因みに殆どの彫刻や装飾品は強奪されてローマの教会建設に使われてしまったとの事ですから、ひどいものです。

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そして、これが今回ツボにはまった舞台装置の再現図。猛獣が地下からせり出して来るのは有名ですけど、なんと木などの装飾類まであったとは⁉️
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大スペクタクルだったんですよね〜。それにしても残酷。

そんなコロッセオ、中世の時代には中に家具店、工房、エノテカなどの店が集まった、
*IKEAのよう(*2011年の一般紙の見出しに実際書かれてました)だったんだとかで、これまたびっくり。

そんなローマ、今日まだまだ遺跡が発掘されて、毎日のように新しい発見があるのも凄いと思いますよ。









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by Jonetsu-Italia | 2015-10-22 05:25 | まさに歴史 | Comments(0)

ヴェネツィア市民病院と葡萄

以前紹介したオステリアの帰り道、偶然見つけた『ヴェネツィア市民病院』。
ゴン太を散歩させてた広場の前でほんのり内部の照明が洩れていて偶然入ったらアンティークな佇まいにびっくり。美しい外装にも魅了されます。

実際には『Scuola grande di San Marco』が本当の名前。と、いうのもヴェネツィア共和国時代、ヴェネツィアでは教会などの近くに信者が機関を設けて慈善事業などを行う建物を建設。集まった寄付金などで今でいう商工会議所のようなものを運営し、
Scuola と呼んでました。Scuolaは一般的にはイタリア語で学校のことですけど、ヴェネツィアではこういった名前のついた建造物が多く残っています。

ここは1260年に建てられたそうで、1807年ナポレオンの統治下にあった時代に市民病院として稼働し始め、当時の面影をそのまま現在に至るというわけ。

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館内撮影禁止なので、いくつかオフィシャルサイトから写真を抜粋。
入って直ぐにこの雰囲気。ずっと奥に進むとそのまま病院の通路へと繋がってます。
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古い時代からの医学書などを集めた図書室。なんと金箔を施した天井。
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時代物の医学道具を集めた博物館も併設してます。
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図書館などは開館時間が決まってて、何時でも入れるわけではないんですが、病院
中をチラッと見学できます。(病院は病院なので、節度を守りながらですけど。。。)

中庭を散歩すると、なんと葡萄の木が、大きな木に絡まってる!!
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味見したらですね、甘かったんですよ、すんごくいいお味。
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ちょうど夕日が差して建物が最も美しく見える時間帯。
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ファザードの端にあるアーチに遠近法を使ってあるのが分かりますかね?

『Scuola grande di San Marco』
Ospedale SS. Giovanni e Paolo,
Castello 6777, Venezia
Tel +39 041 5294323

近くに寄ったら是非。中庭の葡萄のチェックも忘れずに。




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by Jonetsu-Italia | 2015-10-19 20:55 | まさに歴史 | Comments(0)

カラヴァッジョの眠る街 ポルト・エルコレ

なんだか時間がポーンと飛んじゃいましたけど、まだマレンマ旅行の続きです。

本名 ミケランジェロ メリージ ダ カラヴァッジョ。私も好きなあまりにも有名なイタリアの画家の1人です。既にミケランジェロが名声を得ていたあの時代、同じ名前を名乗るのを嫌い、ファミリーネームのカラヴァッジョを常用してました。彼が激動の人生の幕を閉じた街が、このアルジェンタリオのもう一つの港町、ポルト エルコレ だったんです。

前回書いたレストランがあるのが、ポルトサンステファノでポルトエルコレは半島の反対側。

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もともとはエトルにア文明で開かれた港街。要塞もあり軍事としても重要なポイントだったようです。

リゾートのPorto San Stefano とは違って、落ち着いていて生活感のある港町で個人的にはこっちの方が好きかも。
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当時の面影を偲ばせる古い写真も。
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カラヴァッジョはナポリからローマに船で向かう途中、船上でマラリアに罹りこの港にたどり着き息を引き取ったそうです。その後その亡骸が不明になったのだけど、1956年に街中の道路拡張工事中、偶然にも遺骨が発見され、近年の分析の結果、本人のものと一致。2010年に没後400年を記念し、市長とカラヴァッジョ支援協会がが、お墓を作り遺骨を埋葬したというもの。

当時の遺骨研究リポートは興味深く、イタリア一般誌Corriere紙によると、

1.男性で40歳以上
2.1m70cm前後の身長
3.画家としての職業病、鉛と水銀の濃度(当時の絵の具色素には多く含まれていたといいます)カラヴァッジョは鉛中毒病であったとも言われてます。
4.出身地でのメリージオ家DNA鑑定

と、絞り込んでいったようです。

↓当時の死亡届『1609年7月18日S.Maria Ausiliatrice 病院にて画家、Michel Angelo Merisi da Caravaggioが病死』とあります。
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鑑定された、遺骨はケースに入れられて。
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石棺に葬られたのでした。石棺の上には彼の代表作である『静物画』をモチーフにしたオブジェが添えられました。
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カラヴァッジョのことは後でこの街を調べてたら、知ったもんで、次回はきちんとお墓まいりしたいですね。(写真は各サイトから拝借しました)

生まれ故郷だったり、住んだ街なんかは多く語られるけど、亡くなった場所って意外と知られてないもんです。彼の場合は偶然たどり着いた土地だったのでなおさら。

日本だったらもっと看板とか沢山あるんだろうなぁ。カラヴァッジョビーチとか。。

でも彼の名前のレストランがありました。そう言えば。


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by Jonetsu-Italia | 2015-06-22 05:00 | イタリアの小さな街 | Comments(0)

スナック代わりに生アーモンド⁉︎


遺跡散策には、他にも楽しみ方があるんです。

所々に野草を発見すること。そしてもしかして、何千年もここに生息してるんじゃないかと思いを馳せるわけ。

カモミール。一見マーガレットっぽいんだけど、葉が違うのと、香りが決めて。
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野生のフェンネル。家が近くだったら、摘みにくるのになぁ〜。
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ダニがおもむろに、『アーモンドがあるから、ちょっと摘む?』って、よく見ると
確かにアーモンドの木を発見。
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そのままを囓るらしい。
こんな感じで、まだ核の部分が柔らかいんだけど、確かにアーモンドの香り‼️
意外とクセになるんですよ。プーリアではこうやって見つけては、スナックとして食べるとか。ちとビックリ。
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木の下には去年の身が落ちてましたよ。
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これは食べないけど、ちょっと珍しい植物。
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ゴン太も自然散策に大満足。
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何時間でも過ごせますよ。


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by Jonetsu-Italia | 2015-05-30 07:15 | 気になる食材 | Comments(0)

マレンマ地方で古代ローマに浸ってみる。

用事があって、トスカーナ地方のグロッセート近郊へ行ってきました。

シエナから南に下り、トスカーナの丘陵地帯を楽しみながら、海もちょこっと。という方にマレンマ地方はお勧めです。

個人的にはやっぱり海が好きなんで、潮の香りがしてくるとテンションが上がる、上がる。
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古代ローマ遺跡群跡があるとのことで『Area archelogica di Roselle』へ。

午前中だったせいか、人手も少なく(そもそも少ないのかも)、入り口でひとり4ユーロ払って、回収式の地図を片手に勝手に廻ります。犬同行でもOK。
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まずはエトルリア人が紀元前7世紀ごろに構築した城壁をくるりと散策。
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イタリアには古代ローマ時代の前に先住民のエトル二ア人が今のトスカーナ州、ウンブリア州等を中心に文明を築きその遺構が多く残ってます。彼らのレベルの高い技術力は後にローマ人が水道や道などを構築するにあたり参考にしていることからも垣間見ることができます。紀元前4世紀くらいからローマ人によって併合され、今日見られる、遺跡群になったわけ。

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このRoselleも紀元前3世紀頃落掌され、今の姿になった様子。

エトルリア人の城壁の後はいくつか古代ローマ人が建設した遺構を巡ってゆきます。地図で見ると全てが同時に建築されたようだけど、最大1000年くらいの隔たりがあるのには驚き。

古代ローマ時代のanfiteatro 円形闘技場、1世紀頃建設。
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ローマ人による典型的な壁の作り。耐震構造だそうです。
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フォロ(公共広場、テルメ跡、邸宅跡)も。

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白い彫刻群は最近作ったレプリカだけど、実際にあったものを再現。
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最終的に石畳の道に出るんですけど、なかなか情緒があるもの。だーれも居ないし、小鳥のさえずりだけを聞きながら古代の道を進むのはタイムスリップ気分。

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航空写真だと、よ〜く構造がわかります。
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そして回収式の地図を返却するのでした。



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by Jonetsu-Italia | 2015-05-29 20:54 | まさに歴史 | Comments(0)