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幻想的『Castello aragona』 デコレーション

イスキア ポンテにはイスキア島のシンボル Castello Aragona(アラゴーナ城)があります。
イタリアではナターレ(クリスマス)のイルミネーションは12月初旬からデコレーションされ、通常1月6日べファーナの祝日まで点灯続けます。

季節限定ものは逃さないように楽しみたいもの。

ホテルでの夕食後、ブラブラとイスキアポンテ周辺を散歩していると、幻想的なアラゴーナ城のイルミネーションを見つけました。

城壁全体にイタリア語でいろいろな文章が映し出されてます。
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シャレてるじゃないか。。やるなぁ、イスキア。

残念ながら、城には夜間は入場できませんでしたが、お散歩がてらに入り口まで行って折り返して帰ってくるにはちょうどいい距離。地元のおっさんグループもフツーの世間話をしながらそぞろ歩き。
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ちなみに、城側から振り返ると、こんな感じ。
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ナポリの光がかすかに見えます。
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それにしても12月末の夜、ジャンパーで、帽子も手袋もなしで、歩けるとは。。。暖かい陽気。
うらやましい気候です。
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by Jonetsu-Italia | 2014-01-19 06:35 | ヴァカンス | Comments(0)

ナヴォーナ広場周辺の教会

ローマの教会、特に空いている時間が限られてるところが結構あって、なかなか入ることが難しいんです。

今回、運よく通りかかったんで、2箇所。

Chiesa di Santa Maria della Pace
前身は1186年に建てられたSan Andrea 教会で1480年に法王セスト4世に命じられ、増築した教会。ナヴォーナ広場の裏手にあるひっそりと目立たない教会です。
中庭回廊はミラノでダヴィンチと面識があり、ミラノの最後の晩餐があるサンタ マリア デッレ グラーツィエ教会を設計した、ドナト・ブラマンテ(Donato Bramante)が手がけたもの。
表のファザードはPietro da Cortonaの作品で、広場や教会までのアプローチまでを計算し設計され、後にベル二ーニも影響を受けたようです。
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内部には、有名なラファエロの『Sibille e angeli』もあります。ミケランジェロがちょうどヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の壁画を終えた後で、ラファエロがミケランジェロの作品に感銘を受けて、直ぐにこの教会の作品に取り掛かったらしいです。
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ミケランジェロは画家ではなく彫刻家として自らの作品に署名を残しており、絵にもその彫刻タッチがよく出てます。筋肉質ですよね。(それでもシスティーナ礼拝堂の初期のころの部分は、それほど筋肉質ではないんです)。
それをまたラファエロが多少柔らかく描いている感じがします。

Chiesa di Sant’Agostino in Campo Marzio
これまた気がつかなければそのまま通り過ぎてしまう場所にある教会。カラヴァッジョの有名な作品があります。
以前そのことは知らずに前を通りかかった時、たまたま居たイタリア人カップルの彼女の方が『あ、ちょっとカラヴァッジョを見たいんだよね』と彼氏を教会に連れ込んでいたのを又聞きして知ったんですよ。で、今回も再訪問。
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『Madonna dei Pellegrini o di Loreto』1604―1606年製作 by カラヴァッジョ
当時としては珍しく、聖母子像を庶民的に描き当時スキャンダルを巻き起こした作品。また、巡礼者の頭巾と男性の泥まみれの足の裏も多くの人には良く受け入れられなかったようです。
今やカラヴァッジョのその素晴らしい観点は大きな評価を得ています。
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『Profeta Isaia』1511 - 1512年製作 by ラファエロ
教会内には見落としがちですが、実はラファエロの作品も円柱のフレスコ画としてあるんです。
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この作品はまさにシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの作品を手本にして描いたといわれ(見た瞬間に、どっかで見たなと思いました)。後にミケランジェロは『ひざの描写は価値に価する』とコメントしています。その後ミケランジェロが着手した彫刻のモーゼにそのポイントを活かしたと言われています。
↓これがその『モーゼ』
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芸術家がお互いに切磋琢磨し、影響を受けながら腕を磨くというのはどの時代もありますね。
そんな中、当時のカラヴァッジョの独自の感性はかなり異端ったんだなぁと思います。後に多くの芸術家達が影響をうけることになるとは、本人思っていなかったでしょうね。
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by Jonetsu-Italia | 2013-11-28 22:27 | 美術 | Comments(0)

トラステーヴェレの教会

トラステーヴェレで3つの教会に行きました。

Basilica di Santa Cecilia in Trastevere

音楽の聖人としても知られている、サンタ チェチーリアが昔住んでいた屋敷があった場所に5世紀ごろ建てられたバジリカです。
聖人サンタ チェチーリアは音楽の聖人として知られ、彼女の名前にちなんで、ローマには世界でも最も古い(1585年)音楽院である『聖チェチーリア国立音楽アカデミー』と、『ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団』があります。
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教会内には発見されたときのままの様子をかたどって製作された彼女の像が中央祭壇に祭られてます
そのうつ伏せの彼女の像はかなりインパクトがありますね。
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Chiesa di San Francesco a Ripa
ベルニー二のファンとして、過去何度も訪れてますけど、やっぱりまた見たい。

べルニー二はローマのバロック芸術の巨匠ですが、舞台芸術も得意としていて、
そのディテールが彼の作品には表れてます。中には技術的に難しいものもあり、
あえて、ヴェールを背後に作製し、作品を支えるというテクニックも持っていました。

教会内にある、ルドヴィーカ・アルベルトーニの周りを囲む天使たち。全体がひとつの空間として完成されてますね。
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Basilica di Santa Maria in Trastevere
オリジナルは300年ごろ法王Callisto1世によって建てられ、そして1130年から1143年にかけて、法王Innocenzo2世が古代ローマの遺跡から円柱などを持ち寄り再建し、その後改築等を経て今日に至ります。
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正式なキリスト教信仰の教会としてローマでは一番古いそうです。
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12世紀のモザイクが埋め尽くされており、その美しさにうっとり。
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紀元前28年にこの場所から突然油(今でいう石油)が湧き出し、歓喜した人々がここに礼拝堂を建てたという伝説が残っています。
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ローマの最大の魅力は、散歩途中に気の向くまま、ひょいっとあらゆるスポットを訪れて、その時空を超えた、歴史と天才たちが残した作品を垣間見ることが出来ることだと思いますよ。またほとんどの教会は無料です。
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今回訪ねたローマの教会の話、まだ続きます。
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by Jonetsu-Italia | 2013-11-27 06:07 | 美術 | Comments(0)

絵葉書アート

そんなEATALYの特設コーナーで、ちょっとキッチュなプチ展覧会。

昔ながらの、食品をモチーフにしたハガキをいくつか集めての展示してありました。
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シックなCHINO。
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ちょっと前のコーヒーのLAVAZZAもありました。
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ちょっとしたブラックユーモアも。
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地味だけど、意外と誰もやらない企画で、おもしろかったですよ。
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by Jonetsu-Italia | 2013-11-24 00:43 | 美術 | Comments(0)

ミラノで『モディリアーニ展』

こうなったらモストラ(展覧会)ハシゴです。
これでもかと、土日に集中した灼熱地獄。あ、そういえば、モディリアーニ展がもうすぐ終わっちゃう。行けるとしたら、この日が最後のチャンス。

。。。ということで、イタロに乗り込み、ミラノへ。ボローニャって交通至便。ホント便利です。ヴェネツィア、フィレンツェ、ミラノも全て日帰りでひょいっといけてしまいます。
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その昔、ナポレオンが住んだことがある、ミラノドーモの横にある、Palazzo Realeで開催されてました。良い企画やるんですよ。いつもミラノの Palazzo Reale...
正式には『Modigliani Soutine e gli artisti maledetti 『モディリアーニ、スーティン 狂人なアーティスト達』と題して、20世紀を代表するコレクター、Jonas Netter氏の集めた、1900年代初頭、パリで活躍した彼を取り巻くエコール ド パリの画家たちの作品を120点展示したものです。
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イタリアでは彼のコレクションは初の試みで、イタリアでも大変話題になった展覧会です。
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館内は、もちろん冷房ガンガンで涼しくて、このためだけにミラノに来たので、音声ガイドまで借り、それはもうジックリと鑑賞しましたよ。

子供の頃、モディリアーニの絵を模写したことから、その名前はずっと鮮明に覚えていて、いつか本物を観ようと思ってました。彼の作品はプライベートの収集家が持っているので
なかなか一挙に楽しむのは難しいのです。若くして病に倒れた彼の半生は、あまりにも有名ですが、周りを取り巻く画家たちのことはあまり知りませんでした。トスカーナ州のリボルノ出身です。

〈余談〉
なんと私の同僚のシルビアはモディリアーニの親戚とNYCで仕事をしたことがあって、彼女のデスクのローマのスペイン広場の写真を指差し(彼女はローマ出身)、『ここで私は生まれ育ったんだ』とか言ってたらしい。。。。『ここって?』巨額の財産を手にしたに違いないって言ってました。。。

彼の作品以外に、Soutine, Utrillo, Sizame Valadon, Kisling の作品も非常に見所がありましたよ。中でも、同じユダヤ人移民のChaim Soutinの作品は絵から何か訴えてくるものを感じたんです。叫びのような。かなりのインパクト。
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モディリアーニ作のSoutine
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レンブラントの『屠殺された牛』に影響されたという、Soutineの作品。
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こちらはレンブラントの作。
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Soutineの作品。
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わりと豊かな家に生まれた、Modiglianiとは正反対の貧しい家の生まれで苦労した、同じユダヤ人系のSoutineとの比較が非常に興味深かったですね。かなり印象に残った展覧会でした。

約3時間、かなり没頭して鑑賞。20時前にボローニャに戻ったらまだ37℃。なんと日中は43℃だったらしい。。。恐ろしい暑さ。
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by jonetsu-italia | 2013-08-07 07:30 | 美術 | Comments(0)

ヴェネツィアで『Manet マネ展』

イタリアはここ3週間ほど、ものすごく暑くなり、休日の日中は雨戸を全て閉め、
クラーをかけ、電気をつけて過ごすのがイタリアの習慣。夕刻8時くらいにそーっと雨戸をあけて、外の様子を見たりします。(あ、洗濯物は夜に行い、そのまま干して、朝取り込みます。そうしないと 日差しで洗濯物が色あせてしまうから。。。)

でもそんな日々を続けていると、気分も滅入ってしまうので、暑くても快適に過ごせる場所を探し 出かけてみようかと。。それは映画館か美術館!!
かと言ってボローニャは見たい美術館もないし。。で、ヴェネツィアへ電車で往復で 20 ユーロでいけることを発見。ちょうどマネ展もやってるし。ほんとはヴェネツィアでも見たいところは山ほどあったんだけど、とてもじゃないけど、灼熱の中大勢の人の渦にもまれたくないし。。いや~ホント浜辺じゃないけど、芋洗い状態。
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それでもヴェネツィアのいいところは、表通りや広場は観光客でごった返いしなのに、
裏道に入ると、スコーンと人影がなくなり、車の音もせず、なんともいえない静寂に包まれるところ。
車の騒音がないことにいつもびっくりさせられます。(ボートのエンジン音とかもめの鳴き声くらい)
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だーれも居ません。
灼熱の中、逃げるようにモストラ(展覧会)のあるデゥカーレ宮へ。(実はここでハプニング発生。次回語ります)
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それではなぜ、マネ展がヴェネツィアで行われたかというと、

実は彼はゴヤなどのスペイン絵画の影響を受けたと、言及されていたのだけど、実はイタリア、ルネッサンス絵画にも非常に感銘を受けたことが分かり、特に 16 世紀のヴェネツィア絵画、ティツィアーノやティントトロットに触発されたことで、その絵を実際に横に並べ比べてみようというもの。双方の作品を一度に並べて見るというのはなかなか無い機会で非常に興味深いものです。マネとヴェネツィアとの関係に焦点を合わせたのが今回企画の趣旨。
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モストラと位置が逆ですけど、左がティツィアーノ。右がマネの『l’Olympia』 (1863)
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左がマネ。右がロット。
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カルパッチョの作品。
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これはそのインプレッションを得たマネの作品。

51歳で亡くなるまで、計3回ヴェネツィアへは訪れています。その間、ティツィアーノ、ロット、カルパッチョ、に感銘を受け作品を残すことに。ヴェネツィアを愛して止まなかった、イギリス人画家ターナー、ベイロンと同じ時期、3度目になる最後の訪問には、やはりにil Grande Canaleを描いています。
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これはターナーの作品。
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この2点がマネの作品。

ああ、クラーが良く効いていて、人もまばらでほとんどプライベート鑑賞状態。我ながら良い選択でした♪

歴史上の数多くの著名人がイタリアで何に刺激をうけたのか。その接点を探るのもイタリアに居て楽しみのひとつですよ。
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by jonetsu-italia | 2013-08-04 01:46 | 実術 | Comments(0)

イモラIMOLAと『レオナルド ダヴィンチ』

日ごろよく買い物へ行く、イモラのチェントロコンメルチャーレ(ショッピングモール)の名前が『LEONARDO』。中には大型スーパーのCOOPやその他もろもろのお店が入ってます。まぁ、名前はテキトーに有名人の名前をつけたんだろうなって思ってたんだけど、実はレオナルド ダビンチと所縁があり、そこからとったものだったんです。最近知りましたよ。
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あの、F1のアイルトン セナがサンマリノグランプリで亡くなった、サーキットのあるイモラ。我が家から車で15分くらいかな。今はF1はもう開催されなくなりました。

ミラノのルドヴィーコ・スフォルツァを長くパトロンとしていたレオナルドは1502年ごろ、イモラを本拠地とていたチェーザレ ボルジア(イタリアのルネッサンス期の軍人で政治家)に軍事技術者として呼ばれて、防衛体制の施策を練ったらしいです。その時に都市計画に詳しく関わりいくつか古い地区のスケッチを残したのが、 これ。
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拡大して見たい方は下記サイトを参照ください。よーく見えます。
http://www.counterweave.com/fiction/leonardo-da-vinci-map-of.html

残念ながら、オリジナルはウィンザーで英国王室コレクションになっていて、イタリアには残ってないんですよ。

お城の周りには運河があったんですねぇ。城は今でも残ってますけど、お堀は無くなってます。
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それにしてもレオナルド ダヴィンチは偉大だなぁ。
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by Jonetsu-Italia | 2013-04-27 23:38 | まさに歴史 | Comments(0)