グラース ファミリ-企業『Fragonard』社

グラースの街には個人企業が公開している無料で入れる博物館やブティックが沢山あるんですよ。
c0181142_08163496.jpeg
1926年創立のFragonardo 社は Galimard, Molinard と並ぶ老舗企業の一社。
香水だけではなくライフスタイル全般として、フラゴナ-ルブランドを打ち出し、洋服、アクセサリー、室内装飾品などを手がけています。グラース以外にもエズにも工場、パリにも博物館やブティックがあり、日本には一度店舗が進出したようですけど、残念なことに撤退。現在はサイトを通じていくつか購入できるみたいです。

社名はグラース出身の画家 Jean-Honoré Frangonardにちなんでおり、この会社のポスターも彼の作品。気品にあふれる優しいタッチは花の芳しさにぴったり。

歴代Fragonardファミリーによって運営されてますが、現在はCosta 三姉妹 がマネジメント。パッケ-ジコンセプトなど、女性が手がけているのがよくわかります。

博物館の展示室をまずは見学。
c0181142_08165945.jpeg
歴代のラベルたち。華やかで美しい。

c0181142_08172045.jpeg

c0181142_07254586.jpeg
Fragonard 社発行美しいアンティ-ク香水瓶と香水についての本。

c0181142_07260676.jpeg
同じく、プロファンスの衣装と宝飾品の本。


c0181142_08174084.jpeg
アンティ-クの宝飾品がいろいろと並んでいます。

c0181142_08180123.jpeg
アンティ-クの小さな香水瓶のコレクション。
c0181142_08181863.jpeg
c0181142_08183512.jpeg
1700年代の陶器でつくられたミニ香水瓶。かわいらしいですね。

c0181142_08185372.jpeg
ジャコウジカなど動物が原料の香料たち。
c0181142_08192117.jpeg
ちょっとびっくりしたのが、海狸香と呼ばれるビーバーの香嚢。ここからレザーノ-トといわれる皮革の香りを出すために使われたそうです。今はワシントン条約によってその取引は禁止されているので、合成香料が使われています。

c0181142_08193805.jpeg
歴代の年表。
c0181142_08195609.jpeg
オ-クのコケです。こんなものが香水の原料になるんですね。

無料ガイドツアーの話に続きますよー。


[PR]
# by Jonetsu-Italia | 2018-12-16 08:29 | イタリア以外の外国 | Comments(0)

カンヌと『プレデター』

楽しい夕食後、カンヌの砂浜にゴン太を連れて行きたくてちょっぴり夜のお散歩へ。

カメリエレに教えてもらった道を歩きました。
c0181142_06501352.jpeg
カンヌは国際パルムドール映画祭で誰もが知ってる有名な映画の街です。
ところどころに映画をモチーフにした壁アートがあちこちに。


c0181142_06514302.jpeg
カンヌヨットフェスティバルも開かれるだけあって、高級クルーザーやヨットがわんさか停泊しているハーバーの横を通って、ビーチに向かい、ゴン太を遊ばせて、ふと目にとまったものが‼️

c0181142_06525815.jpeg
映画の上映を告知する、カンヌのアイコン。

その映画が『Predator プレデター 』‼️ そのギャップがつぼにハマって笑いが止まらず。

グルグルと回転するプレデターとカンヌの夜。

その横にはジャンヌダルクの像がありましたが、それよりもずっとインパクトに残りましたよー。

[PR]
# by Jonetsu-Italia | 2018-12-15 07:51 | イタリア以外の外国 | Comments(0)

カンヌでCosyなビストロ『Le Rerais des Semailles』

グラースでは別の博物館にも行きました!でもその前にまたもやひと休み。

泊まっていた、グラース周辺からカンヌまでは車で約30分くらい。

折角だからミシュランガイドで検索。どこもバジェットとマッチせず(悲)、一軒、本日のコースでお1人€33のメニューを展開している店を発見。『Le Rerais des Semailles』。カンヌの市場に近いので期待できそうということで行ってみました。(市場に近い店は旨い店がおおいのでそのポイント重要)。
電話すると『もちろん犬も大丈夫!』ということで、ゴンタも一緒に。(南仏のいいところはほとんどイタリア語でも通じる場合が多いのです)。

c0181142_08464556.jpeg
店はふたつに分かれていて、小さい店内の方へ。犬と一緒なので一番奥に。小さな店内でお隣さんとの距離も近いけど
邸宅のような内装で、くつろぎやすい空間ときっちりとしたテ-ブルセッティング。

インテリアはわりとエレガントなのに、カメリエレは若めでカジュアルなお兄さんが2人。メニュ-をもらって、開くと。
大変!一皿20ユーロ以上(汗)!!サイトに載ってたお一人様33ユ-ロのセットは何処へ?と、焦りまくってたら、小さな紙切れが飲み物メニュ-と一緒にこっそり入ってました。それがサービスメニュ-。
ああ、よかった。一般メニュ-ほどチョイスの幅は多くはないけど、その日のおすすめから前菜とメインを一皿ずつ選べるシステム。
廻りを見渡すとほぼほぼみなさん、同じアクションをとってたので、笑えました。皆考えることは同じ。

c0181142_08471537.jpeg
先付けにモッツァレラチーズ(だったと思う)のムースと青トマトのソース。


c0181142_08473755.jpeg
ニョッキと白トリュフのソース。

c0181142_08480613.jpeg
コイカとマメの温製サラダ。イカが柔らかくて、美味。

c0181142_08484072.jpeg
お口直しにピンクグレ-プフルーツのシャ-ベット(こういう気配りがイチイチこじゃれてますよね)

c0181142_08490860.jpeg
その日のお魚(鱸だったと思う)、ア-ティ-チョ-クピュ-レ(これ絶品)と黒米。

c0181142_08494008.jpeg
ウサギの煮込みとマッシュポテト、キノコ添え。

c0181142_08501265.jpeg
母親はフィレ肉のステ-キ。結構なボリュ-ムでこれ一皿で満腹だと。

c0181142_08504078.jpeg
またもやお口直し(笑)
c0181142_08510166.jpeg
チョコレ-トのタルト(もちろんダニです)とジェラート。

c0181142_08512659.jpeg
テラミスだったと思う

c0181142_08515289.jpeg
手作りのミルフィーユ。さすが、おフランス。パーフェクト!

c0181142_08521675.jpeg
ワインもなかなかよし。

c0181142_08523901.jpeg
味も美味しいし、こじんまりとした店だけどエレガント。でもカメリエリは気さくでサービスは行き届いているし、うまく頼めばわりと
満足のゆく値段で食べれる。また来たいかな。




[PR]
# by Jonetsu-Italia | 2018-12-13 22:07 | イタリア以外の外国 | Comments(0)

グラース 匂いの園へ

世界の60%を担う香油を生産しているグラースでどこかの花畑を訪問したいとチェック。

企業ごとに花畑を持っていて、タイミングが合えば、予約をし訪問することが出来るんですけど、他はタイミングが合わず。。。
是非とも、シャネル様の花畑へ行ってみたかったんですけどねぇ。

我々が行った10月初旬は花の時期は終わっていて、ジャスミンがかすかに残っている状態でした。

それでも国際香水博物館指定の畑(ガーデン)Jardins De Mussè を訪ねることに。博物館の入場券があると割引で入れるわけで。
(1人€2!)
c0181142_04221049.jpeg
2007年にもともとあった、古い運河と農地を活かし作られた、国際香水博物館の庭園。広さは約2.7ヘクタールに及びます。

庭内はジャスミン、オレンジ、チュベローズ、ラベンダー、オレンジ、ゼラニウム、ジュニパー、オレンジなどなど、さまざまな芳香植物で形成され、2010年には国際香水博物館のオフィシャルの香科植物園として機能するようになり、主な目的としては香水のために栽培された伝統的な種の品種多様性の保全に貢献することだそうです。

c0181142_04234630.jpeg
季節はずれなので、全く人の気配がなく、貸しきり状態。

c0181142_04242494.jpeg
c0181142_04244833.jpeg
Physalis alkekengi こちらではよくお菓子の飾りつけに使うんですが、どこを匂いに使うのか分かりませんでした。


c0181142_04253142.jpeg
天気が悪かったのが、難点。入り口でマップをもらい、歩くんですが、全て香科植物ですから『触って嗅いでお廻りください』と。
そんな庭園は初めてで、楽しくてたまりません!

c0181142_04255683.jpeg
青トマトも香料になるんですねぇ。

c0181142_04263523.jpeg
ところどころに情報ボ-ドがあって、博物館にあったように、花の種類、特徴、主な産地、トリートメントの仕方、開花時期、搾油方法、使われている香水の銘柄が記してあります。面白いのが、どの部分を香料として使用するか。スミレの場合は葉だそうです。



c0181142_04281374.jpeg
グラースの特産、ジャスミンです。芳しい匂いで、ずっと嗅いでいたかった。

c0181142_04284458.jpeg
ボ-ドを見てみましょう。産地に、エジプト、インド、モロッコとありますが、ここグラースから栽培が伝わったらしいです。
香水銘柄に、シャネルNo.5!。1kgの香油を作るには、600kgのジャスミンの花が必要で、なんと600万の花が必要だと。

c0181142_04295403.jpeg
興味深いのは、カシス。カシスの新芽を使うらしい。びっくりですね。どんな匂いなんだろう。使われている香水はAmazone d'Hermes,
Chamade de Guerlain, 1881 pour homme de Cerruti


c0181142_04301532.jpeg
有名な Rosa Centifolia種について。オリジナルのひとつはRosa di maggioだということは分かっているそうで、16世紀にオランダでRosa gallica, Rosa moschata, Rosa damascena, Rosa camomaなどを掛け合わせ品種改良が行われ、およそ100種類のバラが生まれたとか。
香油に使われるのはRosa damascena (rosa damascena trigintipetala)で、今日、産地としてもブルガリアが有名ですね。Rosa gallica,
Rosa moschataは主に薬、コスメティックに使われるそうです。
c0181142_06415678.jpeg

c0181142_04303927.jpeg
ジャスミンの花からどうやって香油を?詳しくは後ほど。

c0181142_04313468.jpeg
この庭園のプロジェクトについて、参考にされた資料など。


c0181142_04354315.jpeg
昔、農庫だったところをうまく利用して温室へ。種からの栽培などに使われてます。

c0181142_06425372.jpeg
睡蓮なんかもありました。とてもよく設備されてますけど、出来るだけ自然に近い状態で農薬も使わないようにしているとか。

とってもリラックス出来るし、天気がよければお弁当を持って、ピクニックもいいですね。

なんやかんや3時間くらい居ましたよ。

嗅覚に特化した庭園、奥深くて何時間でも過ごせそう。またバラの季節に是非また来たいと思います。



[PR]
# by Jonetsu-Italia | 2018-12-10 06:25 | 庭園ジャルディーノ | Comments(0)

Chanel No.5 歴代の名香水たち『国際香水博物館』

『世界香水博物館』には歴代の名香水たちが年代を追って、ディスプレイ。

一世を風靡した、ゲランのミツコ、ディオールのポアゾン、その時代を駆け抜けた名香水たち。匂いを嗅ぐと、あの頃の記憶もフラッシュバック。こうやって見ると、センチメンタルな気持ちになりますねぇ。

c0181142_06262258.jpeg
1900年まで遡り、その年の代表的な香水とその調香師、瓶のデザイナーの名前が記されたボードが飾ってあります。

c0181142_06284196.jpeg
その下には世の中の出来事が年表で説明。




c0181142_06294643.jpeg
2017年まであったかなぁ。私のお気に入り、Kenzo Homme はありませんでした。

c0181142_06310028.jpeg
さすがに大御所、シャネルNo.5 は初代1921年(右から二番目)、1924年、1950年、
1970年と並んでました。
誕生したのは1921年。ココシャネルの依頼で、当時彼女のロシア人の恋人を通じて、知り合った調香師 Ernest Beauxが作り上げた香水です。試作品5つの中から5番目を選んだココシャネル。香りと彼女のラッキーナンバー数字の5にちなんで選んだとか。
グラースの天然のジャスミンとバラのエッセンスとErnest Beauxが編み出したアルデヒトの融合でもっとも長い時間香ることに成功し、なんと合計80もの原料からなっています。もちろんその全ては知ることはできません。
c0181142_06323521.jpeg
ゲラン Mitsukoの調香師はJacques Guerlain ブランド、ゲラン創始者の孫にあたります。シャネルNo.5を作ったErnest Beauxは彼についてこう言葉を残しています。

"僕がヴァニラを使うときは、クリームカラメルを作るけど、彼がヴァニラを使うときは、Shalimarを作るのさ" (Shalimar は香水の銘柄です)


この他『世界香水博物館』は歴代のラベル、工程における機械等、見所たくさん。機械に関しては次のフラゴナール博物館で書くことにいたします。





[PR]
# by Jonetsu-Italia | 2018-12-06 08:15 | イタリア以外の外国 | Comments(0)