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Ferragosto@ボローニャ 開いてたのは教会とジェラテリアのみ。 

8月15日イタリアはFerragostoで祝日です。

古代ローマ時代、初代ローマ皇帝Augustus が農作物の収穫が終了するこの時期に収穫祭のようなものを催したのが始まりでした。ラテン語のFeriae Augusti(Augustus の休暇という意味)ローマ宗教の大地と豊穣の神を祀るという意味も含まれてました。その後全国で競馬も開催され、その古い伝統のひとつとして有名なシエナのパリオ祭が現在に残っているそうです。

イタリアは全体的に夏ヴァカンス中で、まず、街の店や飲食店等は全て休み。ガラーンと人気がないのが普通。(観光地は空いてますけどね。)
午前中大雨が降って、川に行くのは止めて、ボローニャでも散策するかと。

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無計画に歩いて見つけるストリートア-トも楽しみのひとつ。

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グーグルマップで今日開店とあった、パスティチェリアはまんまと夏季休暇。
そのまま歩いて、一番目に開いてるジェラテリア『Sorbetteria Castiglione』に入り、ミントとダークチョコラートをオーダー。『ミントってどんな?』って聞いたら、『ミントを使ったジェラートです』との答え。
そんなの分かってるけど、例えば、『○○産の絞りたての牛乳を使ったんです』とか、『生クリームと合わせました』とか、そのうんちくを聞きたかったのに。まぁ、イタリアでそんな答えを期待するのがNGだったのを忘れてました。でも、ミント美味しかった。

この後、San Giovanni in Monte 教会に立ち寄り、なかなか良かったんですよ、この教会。
ぼーっとしてて写真を撮るのを忘れましたけど。。1286年に出来た教会で、当時14歳だったモーツアルトが立ち寄ったり、クエルチーノの作品が3点あったり、Francesco del Cossa作のステンドグラスがあったりと地味ながら、見所たくさん。

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そんでもって、次はカフェだねとか言いながら、歩けど、歩けど、BARも全く開いてる気配なし。
(マッジョーレ広場には近づかなかったんで、もしかしたらそっちは開いていたかも)
人だかりが見えて、BARを期待して近寄ったら、またもやジェラテリア『Cremeria Sant Stefano』。いくらなんでもハシゴはなぁと思いつつ、そこを過ぎるとそのジェラテリアの工房が覗けるようになっていて、じっと観察してるうちに「やっぱ、食べるかと」。

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シングルコーンで一種類。キノット好きなので、キノットにまっしぐら。ジャムから作ってるらしく、キノットの皮のビターさがたまりません。

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私は、レモンの皮がたっぷり入った、カスタードクリーム味。さわやかなレモンの香り。
イタリア家庭でカスタードクリームを作るとき、なぜか半分に切ったレモンをフォークに刺して、
火にかけた鍋のクリームをぐりぐりかき回すんですが、まさにその味。

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だーれも居ない、ポルティコではローラーブレードを楽しむ親子が。ナイスアイデア!


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「夏季休暇で8月27日(月)に再び開けます」と、店先で。ひまわりがかわいい。

2000年以上も前の祝日を今現在でも謳歌するイタリア。

8月はAugustusが休めと言ってるとおり、イタリアでは皆休むんですね。8月(August)の語源は彼の名前、Augustusです。





by Jonetsu-Italia | 2018-08-18 22:43 | ボローニャ
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